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Editor's Selection VOL.1 バックナンバー

“留学”・・・この言葉は限りない憧れと夢をもつ。 晩 学 雑 感

中国でも子供の過保護が社会問題になりつつある


現在一人っ子政策で育てられているが、過保護問題も多いのが現状である。
 私と一緒に勉強している大学院生のほとんどは、現在の中国消費市場の主力を形成している「小皇帝、小公主」といわれる階層で、政府の人口抑制政策である『一子女政策』が実施された1979年以後に生まれた世代である。中国人は、『6+1』と称している。即ち、「両親(2人)とそれぞれの実家の祖父(2人)、祖母(2人)の合計6人が1人の子供に集中してかわいがる」という意味であろう。その結果、その子供たちは『凡所有無所不有』(有るべきものはすべてあって、無い物はないという意)と言われる。
 また、「家族が子供たちを溺愛して、子供が甘えて気持ちが歪んでいる」という意味で、『4−2−1病』ともいわれている。また、『六人淨戦、一人花戦』(一家族六人が稼ぐお金を子供一人が使ってしまうという意)ともいわれている。
 このような状況だから、小皇帝、小公主たちが学校の休みとか連休の時に寄宿舎から久しぶりに帰郷すると、親は愛する子供のためにご馳走を準備するのだが、子供たちに手伝わせることはない。子供たちもそれが当然と思っているのである。

中国ではパーティも経済観念も合理主義

 私は時折、中国人の友達を呼んで手作りの料理をふるまうことがある。時には、彼らが自分の得意料理を持ち寄って一緒に食事をすることもある。お客さんを招いて主人側が準備するパーティーでない限り、皆で料理を持ち寄って一緒に食事をするのは失礼にならない。なかには、夫が料理を作って来て、「妻は料理ができない」と自慢することもある。中国ではこのような生活慣習だから、結婚生活に入っても、新婚夫婦が食事を準備せず、誰かが食事を作って会食しても不思議ではなく、当然のように受け入れられる。もし、韓国の青年が中国人のお嫁さんに韓国伝統の女性の役割を要求すれば十中八九離婚されるだろうに・・・。また、夫婦のお金の管理については2つの意見がある。ひとつは夫婦が各自のお金を管理し、共通の経費は共同で負担する。もうひとつは女性のほうがすべて管理する方法。 しかし、私の男友達は学生で、彼女は会社に勤めて生活費を稼いでいるが、お金の管理は男友達のほうがしている、という例がないわけではない。

形式にこだわらない若者たちの結婚観

 大学院生活が1年過ぎると経済的な問題もあり、ペンヨウと同居するため寄宿舎を離れる学生も少なくない。シンセン大学の大学院は3年間だが、シンセン大学ももうすぐ2年制に変わる予定である。専攻によって少し違うが、1年あるいは1年半以降には正式な授業はなく、学位論文の準備をする。まだ両親に挨拶をすませていないカップルも多く、正式に結婚するにしても入籍だけして、結婚式をするのは少ないようだ。良い日を選んで結婚式をするカップルもいるが、経費の問題で、最初から結婚式をあげる気持ちがなく、それよりもプロのカメラマンに頼んできちんとした写真を撮りたいという人が結構多いのだ。だから結婚しているカップルに「結婚式を何時、何処で挙げたのか」と聞くのは失礼になるだろう。しかし、ホテルに宿泊する場合には『夫婦証明』を要求されることがあるというのが中国の現状である。

共働きが普通だから、子供の世話は老人たちの役目

 現在中国では、カップルのうち一人が公務員あるいは国営企業に勤めていれば、結婚して退社措置などの不利益を被らないため、国家の施策に従って子供は一人で満足しなければならない。子供を生んだ場合、両親が同居して子供の面倒を見なければならない状況になったら部屋は最低2部屋必要で、このような環境を整えることも大変である。


中国の小学校では、登下校時に家族が送迎しなくてはならない。なかには自家用車での送迎もあるが、一般的には自転車が多い。
 私が住んでいる4棟のアパートは比較的若い夫婦が多く、幼い子供が多い。アパートの小さな庭では、昼間幼い子供を連れたお爺さん、お婆さんで溢れている。ほかのアパートの老人たちは余裕でマージャンを楽しんでいる風景が見られるが、おそらく孫たちが学校に行っている間に楽しんでいるようだ。孫たちの下校時になると、どこの小学校でも迎えのお爺さんやおばあさんがたくさん見られ、家に連れて帰る。良い私立学校やお金持ちの学校の前には、自家用車がずらりと並ぶが、一般的には自転車が多いようである。
 結婚したばかりの新婚夫婦は、早くも子供ができた時のことを考えている。韓国と同じで、「息子」の誕生を願っているのである。中国語の女性の先生も、先に結婚した義兄夫婦に、男の子の誕生を切に願っていた。そうすると、自分がどちらを生んでも心の負担がなく、安心だというのだ。最近になって、あいにく義兄夫婦の子供が娘だったようで少し落胆しているようだ。このような風潮のせいか、テレビで「人口流産」の広告を見かけることがある・・・。

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