



よい野菜を作るためには、やはり基礎知識が必要です。野菜作りのコツを押さえて、体験を重ねて、いろいろな失敗をたくさんするのが上達の早道かも知れません。

土の中に堆肥や腐葉土などの有機物を混在させ、よく耕してスポンジ状にします。土と土の間に空気が入るので、水はけがよく、土中の酸素も豊富で、保水力にも富みよい土になり、野菜がよく育つようになります。
冬の間に、堆肥や腐葉土をたくさん入れて耕し、数週間おいて繰り返し、これを数回繰り返すとよい土になっていきます。
苦土石灰(※1)と堆肥を畑の土によく混ぜ込んでから、次の野菜を植えます。
小松菜やラッキョウなどの丈夫な野菜は、植えただけで育ちますが、肥料を補充しないと、土がどんどんやせてしまいます。
(※1)
【苦土石灰(くどせっかい)】
ドロマイトまたはドロマイト質石灰岩を焙焼してつくる石灰肥料。
よい野菜が育つためには、肥料が重要なはたらきをします。肥料の種類には、油粕、魚粕、米糠などの有機質肥料と、硫安、過リン酸石灰、硫酸カリなどの無機質肥料があります。
また、無機質肥料の中には化成肥料のような複合肥料があります。
家庭菜園用としては、有機質の肥料と、各種成分を含んだ化成肥料を合わせて使うのが一般的です。
施す全体の肥料の1/2〜1/3くらいを元肥(もとごえ)にします。
野菜の種類によって施し方が違うので注意が必要です。
| ・ |
浅く広く根がはるもの(キュウリ、とうもろこし、ハクサイなど) |
| ・ |
根が成長・肥大するもの(ダイコン、ニンジン、カブなど) |
| ↓ |
| 元肥を畝全面にばらまき、20〜30cmの深さに混ぜ込みます。 |
| ・ |
根が深くはるもの(トマト、ナス、ピーマン、メロン、オクラなど) |
| ↓ |
| 種まきや植付けの前に、根の下10〜20cmの深さに施し、その上に土を盛り、その後の育ちぐあいに応じて追肥していきます。 |


ドミタスファームでは、次の農具を共同で使っています。
その他フォーク、ジョウロ、薬剤散布用の噴霧器、移植ゴテなども必要になってきます。
使用頻度の多い資材は次のようなものです。
1.支柱
トマト、きゅうり、なすなどの支え用
2.トンネル用支柱
保温や虫除けなどのために、トンネル掛けをする支柱
3.ポリマルチ
畝全体をポルマルチで覆い、栽培すると次のような利点があるので、家庭菜園ではポルマルチは多用されています。なお、ポルマルチには、黒色、透明、シルバーなどの種類があります。
|
◆ポリマルチの利便性

水分の蒸発が少ないので、水やりの手間がかからない。
畝から肥料分が流出しにくい。
雑草が生えにくい。(透明マルチを除く)
4.被覆(ひふく)材、保温材
保温や防虫のため、トンネルに被せたり、野菜を直接覆ったりする、各種の被覆材、シートなどはたいへん有効な資材です。横浜市内陸部の気候条件でも、これらを活用すれば、温室がなくても年間を通して、野菜作りができます。


連作(※2)障害の主な原因は、土壌病害虫や、その他根からの生育阻害物質の分泌などが原因とされています。
連作障害の出やすい野菜ほど、輪作にあたって休閑を要する期間は長くなります。 |
4〜5年輪作(※3)・・・ナス、トマト、ピーマン、スイカ、エンドウなど
2〜3年輪作・・・キュウリ、インゲン、ソラマメ、ショウガなど
1年輪作・・・ハクサイ、レタス、エダマメ、セロリなど
|
サツマイモ、カボチャ、コマツナ、ラッキョウ、タマネギ、フキなど

 |
| 1. |
堆肥をたくさん混ぜこみます。 |
| 2. |
連作障害に強い作物を台木にした接ぎ木苗は、本来連作できない野菜でも連作が可能にします。 |
| 3. |
トマト、ナス、キュウリなどの接ぎ木苗は、苗の値段が若干高いが、連作障害にあいにくくなります。
(4月末から5月上旬にかけてホームセンターなどで販売している)
|
|
 |

(※2)
【連作(れんさく)】
同じ土地に、毎年続けて同じ作物を作ること。ナス科植物は連作のきかないものが多い。
(※3)
【輪作(りんさく)】
地力の維持と病虫害をさけるため、同じ土地に生態的性質の異なる作物を一定の期間を置いて周期的に栽培すること。




|