










美術館外観:閑静な雰囲気漂う港区白金台にある美術館。「アール・デコの館」とも言われる建築史上、貴重な建物。庭園では四季折々の草花が愉しめる。 |

東京都庭園美術館
〒108-0071 東京都港区白金台5-21-9
TEL:03(3443)0201 FAX:03(3443)3228
アクセス |
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JR山手線、東急目黒線 目黒駅(東口)より徒歩7分 都営地下鉄三田線・東京メトロ南北線 白金台駅(1番出口)から徒歩6分 バス停留所「白金台5丁目」より徒歩3分 黒77系統(目黒駅-千駄ヶ谷駅)都営バス 橋86系統(目黒駅-新橋駅北口)都営バス 品93系統(目黒駅-大井競馬場)都営バス 東98系統(東京駅南口-大井競馬場)都営・東急バス |
休館日 |
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毎月第2・第4水曜日(祝祭日の場合は閉館し、翌日休館) 年末年始 展覧会準備期間(美術館のみ休館、庭園へは入場可能) |
開館時間 |
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10:00−18:00(入館は閉館の30分前) |
入場料 |
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美術館入場料は展覧会によって異なります。 詳細はお問合せください。 (※美術館入場料は、庭園入場料を含みます。) 庭園のみの入場は、 一般200円 大学生(短大・専門学校生を含む)160円 中・高校生・65歳以上 100円 未就学児 無料 |
URL |
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東京都庭園美術館は、1933年に建てられた朝香宮鳩彦(あさかのみや・やすひこ 1887-1981)邸を、東京都が買い受け1983年、美術館として開館したもの。建物全体の設計は、宮中、皇族関連の建築を専門とする宮内省内匠寮工務課が担当し、一階の大広間など主要な7室の内装は、仏人デザイナー・アンリ・ラパン(1873-1939)による。
アール・デコ様式で装飾された建物は、それ自体が美術品。コレクションはないが、建物との調和を第一に考えた作品を展示し、企画展を開催する。
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玄関に入ると、優雅な4人の美女に迎えられる。美術館のシンボル的存在、ルネ・ラリック作のガラスレリーフだ。足元を見ると、モザイクが美しい。館内に足を踏み入れれば、もうそこは、別世界。照明器具、天井、階段、暖炉などすべてに贅の限りを尽くした空間に思わず、うっとり。

「当館は、“旧宮家”という贅沢な空間で美術品を鑑賞することができる日本では類を見ない美術館です。展示作品はもちろんのこと、建物のいたるところにあるアール・デコ様式の装飾を愉しんでいただけます」
と学芸員・岡塚章子さん。

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両手を広げ清楚にたたずむ女性像は、型押しガラス製法で作られた一点もの。ラリックがこの邸宅のために特別に製作した。「裸婦像」のデザイン案もあったが、「玄関に相応しくない」という理由から、現在の薄布をまとった女性像になった。
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美術館のシンボル的存在 ルネ・ラリックのガラスレリーフ。美女たちに迎えられる幸せを感じたい。 |
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一階、次室の「香水塔」が目にとまる。こちらは、ラパンのデザイン。大客室のシャンデリアは、ラリック。扉はアングラン。大食堂のシャンデリアもラリック。壁面のレリーフはブランショ……。これはもう、垂涎のお屋敷というしかない。

「展覧会は、建物に合った作品を展示することを第一に考え、かつ、ジャンルにこだわらない企画をしています。また、たくさんの方々に観ていただけるように、一般の方々に解かりやすいアナウンスを心掛けています」

この美術館が面白いのは、展示される作品によって雰囲気ががらりと変わること。ティファニーの宝石が並ぶこともあれば、イタリアの陶磁器、ロシアの絵本やポスター、近代の日本画が並ぶこともある。それぞれの展覧会ごとに新たな命を吹き込まれる空間を愉しみたい。


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大客室:豪華なシャンデリアのギザギザと天井のギザギザ模様が共通するのが心にくい。細部のデザインに目を凝らしたい。
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大食堂:シャンデリア、壁のレリーフ、ラジエーターカバーなどに注目。直線や円弧を組み合わせた幾何学性がアール・デコ様式の特徴。
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庭園:ツバキ、ウメ、サクラ、アジサイ、バラなど四季折々の花々を愉しむことができる。 |
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この豪華な建物は、1947(昭和22)年から1954(昭和29)年頃まで外相公邸、首相公邸として使用され、時の総理大臣・吉田茂(1878-1967)の公邸であったこともある。「国会にもタヌキが出るけれど、首相公邸にもタヌキが出る」というのが吉田茂のお気に入りの冗談だったとか。
現在はもちろんタヌキはいないが、建物周辺には、都心とは思えない緑豊かな環境が広がる。敷地面積は、一万坪。茶室のある日本庭園や西洋庭園、芝生広場で、四季折々の草花や彫刻作品を愉しむことができる。

明治以降いち早く海外で教育を受け、洋風生活に身を転じ「近代日本」を示した宮様たち。ここには1920年代、日本の皇族が持ち帰った「憧れのパリ」がある。しかし、パリ仕込みのスーツに身を包んだ朝香宮殿下は、西洋志向とは別に、温泉、盆栽、日本酒といった日本的なものもこよなく愛し続け、晩酌のために夕食は和食とすることも多かったとか。
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カフェ:11時からのランチセット二つ組み合わせて1,200円〜1,500円(玉地蒸し、香の物付き)甘味類は400円〜700円。
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ミュージアムショップ:グッズを眺めるのも愉しいひと時。いつも新鮮なラインナップでリピーターを飽きさせない。
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06年3月オープンの金田中プロデュースの和カフェ「茶洒(サーシャ)Kanetanaka」は、老舗料亭の味をお手頃価格で提供する。ショップ「ポルティエ」では、正面玄関のルネ・ラリックの女性像や館内照明器具がデザインされたトランプ(1,470円、税込)やラジエーター・カバーのデザインが施されたブックマーカー(683円、税込)などが好評。その他、展覧会や四季に合わせた企画で、いつ行っても新鮮な商品に出会える。


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中村大三郎 《婦女》 1930年 屏風、二曲一隻 絹本着色 ホノルル美術館蔵
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2007年4月14日(土)から7月1日(日)まで「モダン日本の里帰り 大正シック―ホノルル美術館所蔵品より―」展を開催。ホノルル美術館の日本美術コレクションから同館の学芸員が選定した、大正時代から昭和戦前期の西洋モダニズムやアール・デコの影響を受けた日本画、ユニークなデザインの着物や工芸品など、約80点を展示する。2002年にホノルルで開催された後、アメリカ国内を巡回し好評を博した本展では、私たち日本人がこれまで気づかなかった日本美術の魅力を発見できる。
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